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2008年7月28日月曜日

お地蔵さんのお祀り

絵画  菜の花畑と白雪の山  油絵 10号




7月23日には、奈良の市内では地蔵祭りが行われて

いました。

関西では広く、8月23、24日の裏盆(盂蘭盆)に合わせて、

地蔵盆が行われます。

しかしここでは、一月早く地蔵祭りとして、各町内が

一斉に行っています。

なぜ早いのかは判りませんが、行事の形や進め方など

は他の地域と同じようです。

お地蔵さんを洗い清めてお祭りし、家々に提灯を吊る

して雰囲気を盛り上げます。

22日の夜には、老人会などが中心になって、昔ながら

のご詠歌、賛歌や読経、数珠回しが見られるところも

あります。

子供達にとっては、やはり、くじ引きや金魚すくいなどの

町内の大人が準備してくれた催しものを楽しみ、お供え

のお菓子類のお下がりを頂くことでしょう。

一連の行事に備えて準備する町内の世話係の人に

取っては大変な仕事です。

昔、奈良の街では各家がお地蔵さんを造っては、辻々

に祀る慣わしがあったので、街中の道路などの工事を

すれば、どこからでもお地蔵さんが顔をだすため、いたる

ところにお地蔵さんが集められて、お祀りされています。

川の改修などで出てきたお地蔵さんは、川中地蔵など

と呼ばれたりしていますが、川の中に祀ることもあった

ようです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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