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2008年7月12日土曜日

紫陽花の存在感

モネ  印象 日の出  複製画 10号


鬱陶しい梅雨の時節に、存在感を示して、ホッとした

気分にさせてくれるのがアジサイの花でしょう。

憂鬱な時の慰めや癒しとまでは言われないとしても、

やはり今の時期に、気持ちを和らげてくれる花の代表

格ですね。

庭のあるお家ならば必ずと言っていいほど、一株は

アジサイが植えられているようです。

公園の絵画の対象の花となれば、この季節は、先ず

アジサイで桜に負けないくらい存在感を示しています。

アジサイは日本原産の花と聞いたときには、何故?と

思ったものでした。

日本原産だから、セイヨウアジサイと区別をしなければ

ならないので、大振りで一般的になっている園芸種を

西洋紫陽花と名付けたのでしょう。

シーボルトが、芸妓であったとされる「お滝さん」の名前

を付けてヨーロッパに紹介したヤマアジサイを原種とする

花が、外国産らしいたたずまいを備えた園芸種に改良

されて、中国経由で日本に里帰りした時には、日本人は

外国産の大振りな花を珍重したことでしょう。

山の中に自生しているヤマアジサイも、そろそろハイカー

の目を楽しませてくれる頃となりました。
谷筋や茂みの中に、清楚に咲いている花を見つけた

時には、それなりの存在感を覚えます。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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