七変化の花と呼ばれているアジサイの花の色の
多彩さは見事と言うほかはありません。
絵画で見る鎌倉のお寺ほども、株数はありませんが、
良く訪れる旧跡のお寺の旧境内の一角にアジサイが
植えられていて、アジサイ園になっています。
ここのアジサイで不思議なのは、幾本もの茎が地上
に出て、1株の木を形作っているのですが、咲く花が
2~3色混じっていることです。
赤・青・紫と混じっていたり、白・青・ピンクと混じって
いたりしているために、株が固まっていると、七色が
混合して咲いているといっても言いすぎでない見事
な色のハーモニーです。
専門的な説明では、茎のそれぞれが備えている
本来の青色を発色するアントシアニンと助色素の
関係にアルミニウムイオンが働いて、赤や紫などの
発色となる、です。
しかし、目の前の七変化の花は、誰の目にもその
ような難解な化学作用などに関係なく、ただただ
見えざる神の差配によるありがたい現象だと納得
して、訪れる人は花に感嘆の声をあげているのです。
家の近くでは、緑色の花を付けているアジサイを
見つけましたが、これは病気だそうです。
ファイトプラズマという微生物によるアジサイ葉化病
で、伝染するために、こちらは、切り取って焼却する
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