人の気配がしない森の中の静けさの中で、突然に
大きな鳥の鳴き声が聞こえてきて、ビクッとしました。
サンコウチョウです。
ウグイスやホトトギスの声が、谷向うから聞こえてくる
ことはあっても、直ぐ近くで、思いもよらぬサンコウチョウ
のさえずりを耳にして驚きでした。
繁殖に備えて、人気のない、こんな山中で営巣場を
探しているのでしょうか。
表現の仕様が判らない複雑な抑揚のある鳴き声ですが
なんでも、太陽と月と星を織り込んだ鳴き声から、この
鳥の名前が来ているとの由来を聞いたことがあります。
森の中の道を横切る姿や、茂みの木々を渡る姿を2~
3度見かけたことはあるのですが、カササギに似た
姿でした。
佐賀市のお城近くで出会ったカササギの騒がしいと
しか表現の仕様がないギャ-ギャーと鳴く声に比べて
同じ仲間で、よく似た姿をしていながら、まるで異なる
さえずりには、幼稚園の教室とソプラノの独演会場
ほどの差があると、勝手に決め付けながら、3度の
独唱を楽しませてもらいました。
カササギが街の喧騒の鳥なら、この鳥は森の鳥です。
かって、ハイキングの途中で、田植えの終わった田んぼ
の先にある里山の茂みから聞こえてくるサンコウチョウ
の鳴き声を、初めて聞いた時には、小鳥の鳴き声だとは
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