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2008年7月25日金曜日

森の小鳥たち

バウバウの木と夕日  油絵 10号




森の中は、街の中の暑さへの備えを忘れさせてくれる

涼しさの空間でした。

朝の早い時間は、鳥たちにとっても爽やかで、気分が

良いのでしょう、一日で最も多くの小鳥たちの声を聞く

ことができます。

この日も、森の入り口辺りでは、シジュウカラの鳴き声

が聞こえて来ます。

ツーピー、ツーピーツーピーと朝の爽やかさを感じ

させてくれるさえずりです。

15分余り、森に入るとカラスの騒がしい会話も聞こえ

なくなり、静けさが身体を覆ってくれます。

小さな谷に架かる橋を渡った先で、谷を見下ろせる

位置になっている場所に、三脚を据えて小鳥の姿を

追っている若い男性に出会いました。

絵画を楽しむグループでは、若い男性の姿を見かけた

ことはないのですが、探鳥では、若い人も居るんだと

変に、感心してしまいました。

自然保護運動の延長線上に探鳥の会の活動がある

からなのでしょう。

ツーツーピー、ツーツーピーとシジュウカラよりも大き

な声が谷間に響いています。

ヤマガラなのでしょうか、姿は見えませんが、近くの

木の上のほうに居るようです。

探鳥の若者は、余裕があるのか、鳴き声を楽しんで

いるのか、望遠鏡をのぞくのでもなしに、鳴き声の方に

向いてたたずんでいました。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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