絵画 凱旋門のある通り 油絵 10号
今はコメ余りの時代が続いていますが、コメが国内で
どこででも買うことのできない時代には、僻地の山間部
ではヒエやアワが常食されていました。
土地の民謡にも歌われて、伝えられていますが、今では
ヒエやアワは小鳥の餌か珍しいお菓子などで、稀に
見かける程度です。
実際に、畑などで育てられて、実をつけているところを
見ようとすれば、植物園や民族博物館のような施設
特別に栽培されている場所でしか見られません。
先日、植物園で、古代の赤米や黒米などと共に、ヒエ
とアワ、キビが栽培されているのを見てきましたが、
アワとキビは記憶にあったものの、ヒエを実物で見る
のは初めてでした。
スズメなどの小鳥は、ヒエやアワなどが、本能的に
食べられると判るのでしょう、鳥害に備えて、実を付け
出している畑の上をネットで覆ったり、アワなどは細い
ネットの袋をかぶせて保護しているものもありました。
最近は、これら、ヒエなどが持つ栄養価が見直され、
また食物繊維なども豊富なことから、健康食ブームに
のって、雑穀としてコメと混ぜたり、団子や粥などに
料理される機会が多くなってきています。
健康食の対象としてだけではなく、主食の対象として
見直すべき時代が、再びやって来るかも知れません。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
安全と安心の非常持出袋の準備は?
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