春、桜の咲く頃に川の流れ近くに、コチドリに混じって
この、ケリに出会ったのが最初でした。
チドリの仲間ではあるようですが、一回り大きく、チドリは
常に忙しく動き回るのに比べて、ケリは時折観察する
人の方を向いて、にらむように見つめる格好が印象的 な
鳥でした。
元々は渡り鳥であったようですが、4月のこの頃に
見かけるのは、留鳥として日本で冬を越していたのかも
知れません。
田起こしの始まる頃に、つがいらしい2羽のうちの1羽
が田の土の盛り上がった高いところに立って周囲を
見回しています。
脚が長くて、チドリの仲間らしく、スマートな姿が印象的。
私の姿を見て、危険を感じたのか、ケケッと甲高い鳴き
声を出すと、近くの1羽が飛び立ち、警戒の声を出した
方は、数メートル離れた場所に移動して、やはり私を
警戒してにらんでいます。
この頃はまだ、巣作りに備えた準備の期間らしく、あち
こちを移動しているようでした。
田植えが終わった頃のこと、田に隣接した畑の中で動く
ものを見つけて、良く見るとケリのようでした。
向うも人の気配を察して、ケリという名前の由来なの
でしょうか、ケリケリッ?と甲高い、少し長い警戒の声を
出して上空に飛立ちました。
多分、その近くで子育てをしているのでしょう。
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