旺雅堂
夏の暑い盛りは、花の少ない時です。
その中で、強い日差しをものともせずに咲いている花を
見ると、その生命力に感心します。
特に、今目立つのがサルスベリとキョウチクトウの花。
白からピンク、紅色と色揃えも同じように。
公園やスポーツグランド、学校などの普段の手入れや
水遣りなどの世話に手が回らない場所など、植木に
とっては条件の良くないところはキョウチクトウの独占場
とさえ言えそうです。
南の国の暑いところが原産のキョウチクトウにとっては
西日本の暑い地域は居心地が良いようです。
煤塵などの公害にも強いところから、道路の街路樹と
して戦後、爆発的に増えたようです。
高速道路の斜面に紅い花をつけるキョウチクトウが
植えられている所があり、今では遠くから見ると道路を
紅い壁で覆いかぶさっているように、見えます。
最近は、余り茂りすぎるので、時折、枝払いや間伐を
しているようです。
悪環境、特に公害に強い特性を備えたキョウチクトウは、
夏の花として歓迎されているようですが、この木には
強い毒性があり、口にすると非常に危険です。
別名、「馬殺し」とか「牛殺し」とかの異名があるとか。
馬をキョウチクトウの木につなぎ止めることは厳禁で、
キャンプなどで、この木を用いて箸や串にしたり、焚き木
として燃やすことも非常に危険です。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
安全と安心の非常持出袋の準備は?
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