ページ

2008年12月3日水曜日

錦秋の山々

モネ  「印象 日の出」 複製画  10号



山陽路の車窓を流れてゆく山々は、秋一色の姿でした。

一つ一つの山や谷筋が、それぞれに異なる錦を織成す

姿で次々の現れては過ぎてゆくパノラマショウを観て

いるようなすばらしさでした。

改めて錦秋の秋の意味を思い知らされました。

最近は各地にモミジの名所があって、テレビでも紹介

されていて、赤色や黄色が主体になっている「紅葉」が

対象になっています。

紅い色の鮮やかさを競うことが中心になっています。

モミジの名所になっている所の多くは、山野に自生して

いたヤマモミジなどを移植して育てている所が多く、

人工の美しさともいえます。
しかし古来の日本では、錦織成すと呼ばれいるのは

紅葉ではなくて「黄葉」であったでしょう。

写真家で深山を逍遥して秋を求める対象は、「黄葉」の

世界であって錦織りのパノラマです。

車窓から見る錦は、幾らかの紅い色が混ざってはいても、

主体は黄色からベイジュ系の色であって、朝の陽射しを
いました。

クヌギやナラなどの黄葉する木々に混じって、所々に

常緑樹の緑が点で入っていると一段と美しさが増します。

「紅葉」を楽しむのは、どちらかと言えば都会的な楽しみ

方であり。「黄葉」のそれは自然派の楽しみとでも

言えそうです。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?








0 件のコメント: