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2008年12月28日日曜日

草むらの花

山水蓬莱図  油絵  10号 




路傍の花といえば大げさなことになりますが、道端に

咲いている花、というより季節外れになってしまった

夏の花が時折咲いているのに出会い、まだ咲いていると

花の元気さに驚かされることがあります。

名も知らぬ花が多い中で、タンポポだけは、やはり身近

さで目に付くことが多いです。

道沿いの草むらに隠れるようにして咲いているタンポポ

を見かけました。

背丈の短いタンポポで、花の形から在来のニホンタン

ポポのようです。

最近は外来種のセイヨウタンポポに圧されて、ニホン

タンポポの影が薄くなっていますが、在来種として耐寒性

を根強く備えているのかもしれません。

セイヨウタンポポは花の茎も長く、花も大柄なことが多い

ために子供達の花摘みには人気がありますが、心情と

しては、背も低く地味な咲き方のニホンタンポポに劣勢の

挽回を期待したいところです。

野草として身近にあることもあり、漢方薬としても昔から

広く利用されてきたようです。

解熱、利尿、健胃などの薬効も備えていて、薬として

いまでも利用されています。

以前、タンポポ茶なるものが広まったことがありますが

お茶というより、コーヒーに近い味のようです。

根を乾燥させて煎って、コーヒーのよう飲むのですが

味も、そこそこで専門に製造して販売もされているとか。

食糧難、外貨不足の時代になれば、大受けするかも

知れませんね。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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