ミレー 晩 鐘 複製画 10号
毎年、晩秋の朝のモミジの名所案内の実況が、この
時期の楽しみの一つです。
今年は京都らしい雰囲気を備えた、永観堂などの色
鮮やかな紅葉の情景が紹介されています。
祇王寺では苔むす緑色の絨毯の上に散り敷く鮮やかな
モミジ葉の色が映えて、モミジを楽しむのは上ばかり
じゃないということを教えていました。
モミジの木は、どちらかといえば湿潤な環境が適して
いて、山でも谷間などに多く見られます。
苔が生えて育つ環境がモミジには適しているのでしょう。
と言って、京都の寺でらのモミジは環境だけでは、これ
程の色鮮やかな紅葉に、毎年お目にかかれません。
特に夏には、木が水枯れしないように、また、適度の
湿度を保ってやることが必要で、世話をする人も神経を
使っているといいます。
結果として、苔も枯れることなく緑を保っているのです。
例年楽しみにしている公園などのモミジは昨年に比べて
色に鮮やかさが無く、深みの無い黄色や赤黒くくすんだ
色が多く、葉の付いていない枝先も目立ちます。
秋の紅葉に備える必要条件の一つである春から夏に
かけての水が不足した時期があったからなのでしょう。
昨年の印象を頼りにして行った先で、残念ながら今年は
現在のところ、大半が期待外れに終わっています。
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