ゴッホ 野菜畑 複製画 10号
秋の紅葉の季節になると、最も早く目に付くのが外来種
のナンキンハゼの木です。
赤紫から紅紫系の色が濃くて、この紅葉が好まれる
ようですが、やはりナンキンハゼの後を追って色付い
てくるモミジの前座と言うところでしょう。
でも、このナンキンハゼの毒々しいまでの濃い色合い
には、どうしても馴染めません。
しかし、紅葉した葉が散った後に、実が3粒づつ枝先に
残り、木枯らしの吹く乾いた冬空の下で星を散らした
ように白く光っているところなどは、美しいなと思います。
ハゼノキと同じように、種子には蝋の成分があって、
ロウソクなどの材料とされてきたようです。
ムクドリなどが好みを好んで食べ、種をばらまく役割を
果たしています。
先日、紅葉が始まったばかりの木の茂みの中で、動く
ものがあるので観察をしていると1羽のカラスがナンキン
ハゼの実をしきりについばんでいました。
カラスもこのような1cmにも満たない小さな実を食べる
のろ初めて知りました。
やはり含まれている脂分が美味しいのでしょう。
奈良公園にもナンキンハゼの木が多くありますが、
昭和の初めに、紅葉を楽しむために植樹されたそうです。
ナンキンハゼの葉には、シカが好まない成分を備えて
居るため似、6~70年の間に、大変な勢いで増え続け
ていて、今では、ブッシュのように繁殖して、他の木を
駆逐するだけでなく、春日山原始林も侵食していて
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