昭和39年(1964年)10月10日に日本人待望の東京
オリンピックが開幕しました。
この月の1日に、東京ー新大阪間で新幹線が営業運転
を開始し、6時00分に「ひかり 1号」が東京駅を出発
しました。
1964年の10月は、日本にとっては記念すべき月で
あったのです。
以来、44年間、走り続けた0系の新幹線車両が11月
30日に営業運転を終了し、12月14日には多くのフアン
へのお別れ運転が行われ、新大阪、広島、博多では
別れを惜しむ人たちでホームは溢れかえっています。
開業後の4日目の10月4日に、名古屋ー新大阪間で
初乗りをしました。
木曽路を歩いて、中津川駅で切符を買い求めた時の
光景を鮮明に思い出します。
時刻表を見て、備えられている申込用紙に書き込んだ
希望列車を基に駅員さんは、名古屋駅に電話をして、
空き席探しをしてくれるのですが、日曜日の夕刻の時間帯
の混雑時間のため、なかなか空席が見つかりません。
現在のように、コンピューターで、いつでも、どこでもとは
行かない時代です。
どうやら名古屋で下りるお客を確認しながらの空席
探しだったようで、名古屋行きの列車の時刻も気になり
随分と長い時間を落着かずに待った記憶があります
また、奇しくも営業運転最終日には、ひかり1号で岡山に
行った際、途中で追い越した0系のこだまが高架を走る
姿を見ることが出来て、思わず、「こだま」だ、と同行の
家内と共に叫んでしまいました。
口から出たのは、「ひかり」ではなくて「こだま」であって、
面影はそのままにしても、夢の超特急、「ひかり」では
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