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2008年12月30日火曜日

年賀はがきの歴史

秋の渓谷  油絵  10号




年賀の挨拶は、仕官制度が出来ていた奈良時代には

上役やコネのある人などへの挨拶回りの形であったようです。

平安時代には、公家や上流社会では年賀の挨拶が広まって

いました。

書状として記録に残っている年賀の挨拶状は、平安時代に、

当時の書状の模範文集として作成された、藤原明衡による

「雲州消息(うんしゅうしょうそく)」に挨拶状の文例があり

この頃には一般化していたようです。

時代ととも年賀の挨拶が一般化して、書状でも盛んに

取り交わされるようになりましたが、今のように広範囲に

年賀状が普及するのは、個々の飛脚制度から、全国的な

統一性を備えた、郵便制度が出来てからです。

明治3年(1870年)に郵便制度が前島密によって創設

され、明治6年(1873年)にはがき制度が導入されて

います。

今のようにはがきによる年賀状の普及は明治7年(1874年)

のお正月に出された年賀状が第一号となることでしょう。

また、12月中に出された年賀状が元旦に配達されるように

なったのは、明治32年(1899年)のことで、意外と

古くから行われています。

お年玉付きの年賀はがき制度の開始は、昭和24年

(1949年)であり、年賀状用の官製はがきもこの時が

最初になっています。

2009年のお年玉の景品は、1等にシャープのAQUOS

32型ハイビジョン液晶テレビやキャノンのデジタル一眼

レフカメラ EOS DIGITALなどが当ります。

100万枚に1枚の確率ですが、さて年賀状が幸運をも

運んできてくれますか。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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