赤富士 油絵 10号
12月に入ると一気に林の中の道は枯葉絨毯の道に
なり、モミジなどの葉が混じると下を見て歩くのも変化が
あって楽しいものです。
クヌギなどの比較的濃い茶色の葉やケヤキの薄い黄色
がかった色の葉などが、量的に多いナラ類の落ち葉の
に混じって、落ち葉絨毯の色合いをまとめています。
中に白い、薄い色の葉が落ちているところもあり、また
まだ、色があせていないモミジがあったりすると、色合いに
華やかさが加わり、写真をとっている人も見かけられます。
時に、ひと際大きな葉のホウの葉が落ちていることが
ありますが、なぜか、ホウの葉は裏側の白い面を上に
して落ちていることが多いので、林の中に落ちていると
ホウの木があることが直ぐにわかってしまいます。
朴葉ミソに使える綺麗なものがないかと探しましたが
表面は汚く変色したものがほとんどで、綺麗なものは
やはり、枯れてしまう前に採らないと駄目なようです。
しかし、ホウの木は真直ぐに上に伸びているので、
ハシゴや柄月のハサミの備えがないと手に入れるのは
難しいでしょう。
少し切通しになっているところや幾重に曲がっている
道では、風の吹く方向によって、落ち葉が多く溜まって
いる場所があると、決まったようにハイキングの人は
足で落ち葉を蹴り上げながら、感触を楽しみながら
歩いています。
カサカサと軽やかな枯葉の音は非常に魅力的です。
初冬の森林ハイクの楽しみの一つですね。
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