青い花瓶のあるテーブル 油絵 10号
今年は丑年ですが、牛といえば天満宮が思い浮かびます。
菅原道真が牛に縁が深かった関係から、天満宮では
牛は天神さんのお使いとなっているわけです。
天満宮だけでなく、牛の関係する牛頭天王信仰や五穀
豊穣、安全祈願など様々で、奈良を初め全国各地の
神社などでも見かけられます。
埴輪にも牛の埴輪がありますから、古墳時代には既に
農耕用に飼育されていたようなので、農業の神様の使い
として石造などが造られているところもあります。
しかし、なんといっても天満宮でも、京都の北野天満宮の
「撫牛(なでうし)」が有名です。
最近は、受験に備えて、合格祈願に訪れる受験生が
非常に多く、臥牛も頭を撫でる人が圧倒的に多いために
青銅製の牛の頭はツルツルです。
ここには、境内のあちらこちらに臥牛の像が置かれています。
また大阪天満宮の臥牛も合格祈願や商売繁盛、病気
平癒などを祈願する人たちが撫でる頭、膝、角などは
光り輝いていて、ありがたさを感じさせるほどです。
牛の部分部分を撫でて願をかける「撫牛信仰」は江戸
時代に始まったとされていますが、「びんずるさん」と
呼ばれているお釈迦さんの弟子であった賓頭廬尊者
(びんずるそんじゃ)の坐像も同じように、像の患部に
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