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2009年2月28日土曜日

風邪薬に注意


ゴッホ  ひまわりと花瓶  油絵10号



インフルエンザが全国的に大流行しましたが、2月に

入ってからは蔓延する力もやや弱り、良い傾向が出て

来ました。

しかし、受験シーズンでもあり、受験生を持つ親にとっては

気がかりなインフルエンザでした。

特にAソ連型という、流行が予測されていたA香港型には

効果が認められていた風邪薬のタミフルが、このAソ連型

には効かなかったことが、大流行につながってしまいました。

風邪にかかった患者の半数がAソ連型でした。

取り敢えずは薬をと、症状の悪化に備えて、市販の薬を

飲んだ人も多かったことでしょうが、特に受験日の当日の

薬服用は厳禁です。

大抵の風邪薬には、くしゃみや鼻水を止めるために

抗ヒスタミンの成分が配合されています。

この抗ヒスタミンは、風邪の症状を抑える働きはありますが

困ったことに、同時に脳の中枢にも働いて、脳の働きを

抑える悪戯もするのです。

そのために、眠気が出たり、物事に集中する気力や

判断力を低下させてしまいます。

受験時にあってはならない、状態になる恐れが非常

大きいのです。

辞任にまで追い込まれた、どこかの国の大臣が居ましたが

あれは、確かに風邪薬の影響もあったでしょうが、それ以上に

アルコールの相乗作用も大きかったでしょう。

それ以前に、責任感やわきまえが無かったことなので、

全てを風邪薬の責任にするのは酷なことでしょう。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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