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2009年3月1日日曜日

早春の草花

ゴッホ  花瓶の12輪のひまわり 油絵 10号




一年のうちで、最も花に触れる機会の少ないのが1月と

2月になりますが、通りを歩いていても、庭からのぞいて

いる花も限られてきます。

見る目の方もサザンカやウメに行き勝ちになってしまいます。

垣根の下などの地植えの花で、3ヶ所ばかりで目にした

のが、タンポポのような花をつけたゴールデンクラッカーと

いう華々しい名前を持った花です。

花の大きさもタンポポほどで、葉は短い棒状をして、原産地の

アフリカの乾燥地帯を思わせる形を備えています。

冬の冷たい風の吹く中で、鮮やかな黄色がよく目立つ

印象的なこの時期の花です。

少し、散歩で足を伸ばして田畑のある所まで出かけると

畦などの枯れ草の間に、白い色や青い色の小さな花が

見え隠れしていることに気付きました。

冬日の射す日などに出会うと、もう大丈夫かなと、おそる

おそる様子見に花を開いているような感じです。

ハコベやハコベに似た白い花たちですが、注意をして

いないと気付かずに通り過ぎてしまうほどです。

空色の澄んだ色をしているのがオオイヌノフグリです。

いくつかが固まって咲いていたので、直ぐ気が付きましたが、

早春らしい明るい色が春の近づきを教えてくれます。

こんな可憐な花に、なぜこのような名前が付いたのか

疑問が多いのですが、多分、イヌを散歩させていた植物

学者が、この花を見付けた時に、新しい名前を考えるのが

面倒臭いので、しゃがんでいる前に居るイヌを見ながら

短絡的に、種の形から付けたのが、この名前だと勝手に

考えています。

早春の乙女に相応しい名前がもらえず、罪な話ですね。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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