環境整備や駅前開発などの目的で、大規模な開発計画が
あると決まって、計画の核となるのがショッピングモールで
あり、文化センターであり、居住区になる高層マンションです。
昼間には、一時間に2~3本ほどしか列車が来ない田園の
町にも、通勤などの条件が良く、環境が良いとの理由で
高層のマンションが建てられている所があります。
このような場所は、再開発よりは居住の利便性が主に
なっているようです。
反対に、再開発が主目的の場合は、開発計画自体が
持っている目的に添って、地域は見違えるような環境に
変身しています。
しかし、元々の所有地の権利関係もあって、再開発に
参加した人たちは、新しい快適な環境の中で、新たな
店舗経営などを再開することになります。
高層の建物が一つの地域社会を作り、居住地として
生活空間を生かして発展する中、周辺には従前通りの
地域がそのまま残されている姿を見ると、外観面では
落差の大きさが際立ってきます。
地域全体の発展を目論んだ店舗改装や居住家屋の
立替などの目標も資金の備えも無ければ、現状維持で
我慢せざるを得ない状態で残されしまうことになります。
周辺との調和にも目配りをした、点だけでなく面への
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