ページ

2009年3月25日水曜日

スイセンの花

赤富士  油絵  10号



早春の花、ニホンスイセンもそろそろ終わりに近づいて

来ましたが、替わってキスイセンやラッパスイセンが

今花盛りです。

古来から日本人には馴染みの深いニホンスイセンは

いつの頃か、大陸からやってきたようですが、日本各地に

自生しています。

特に越前海岸や房総半島、淡路島では自生地を手入れ

して、スイセン畑にし、多くの観光客を集めています。

乙女の香りに喩えられる甘い香りを持っていて、香水と

して売られてもいますが、実は、スイセンには毒が

あります、と言えば、不思議に思う人も少なくありません。

群生地では間違うことはありませんが、雑草の中などに

混じって自生していると、葉をニラと間違ったり、球根を

ノビルと間違ったりして食べる人もあるそうです。

リコリンと呼ばれる有毒成分が含まれていて、食べると

食中毒を起こし、ひどい場合には重度の症状になると

言いますから注意が必要です。

また、庭でスイセンの手入れをする場合には、葉にも

毒成分があるため、皮膚に触れるとカブレを起こします。

植え替えや花の茎を切り取る時などには、液が皮膚に

付かないように、手袋などの備えをして十分に注意を

して扱うことが大切です。

純白の乙女にも毒気があることを忘れないでください。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?







0 件のコメント: