赤富士 油絵 10号
早春の花、ニホンスイセンもそろそろ終わりに近づいて
来ましたが、替わってキスイセンやラッパスイセンが
今花盛りです。
古来から日本人には馴染みの深いニホンスイセンは
いつの頃か、大陸からやってきたようですが、日本各地に
自生しています。
特に越前海岸や房総半島、淡路島では自生地を手入れ
して、スイセン畑にし、多くの観光客を集めています。
乙女の香りに喩えられる甘い香りを持っていて、香水と
して売られてもいますが、実は、スイセンには毒が
あります、と言えば、不思議に思う人も少なくありません。
群生地では間違うことはありませんが、雑草の中などに
混じって自生していると、葉をニラと間違ったり、球根を
ノビルと間違ったりして食べる人もあるそうです。
リコリンと呼ばれる有毒成分が含まれていて、食べると
食中毒を起こし、ひどい場合には重度の症状になると
言いますから注意が必要です。
また、庭でスイセンの手入れをする場合には、葉にも
毒成分があるため、皮膚に触れるとカブレを起こします。
植え替えや花の茎を切り取る時などには、液が皮膚に
付かないように、手袋などの備えをして十分に注意を
して扱うことが大切です。
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