フラゴナール 読書する少女 複製画 10号
一年ぶりに出かけた梅林には、花見のピークは過ぎた
とはいえ、まだまだ、多くの木が艶を競っていました。
半数ほどの木が花を落としていて、あちらこちらで咲く
花の存在が目立ち、特にピンクや紅色系の花が際立って
目移りすることなく、花を楽しめるのがこの時期の良さです。
カメラを持った写真目的の人は、訪れる人もそれ程多く
ないために、気兼ねなく存分に撮影が出来て満足気です。
特に、カンバスを立てて写生する人が多く居て、梅林が
満開です、と案内が多かった頃には、とても写生などは
出来なかったことでしょう。
写生目的の人たちは、休憩用のシートや弁当も準備して
きて、ゆったりと写生を楽しんでいます。
梅見に来た人の中には、結構、興味がある人も多く、後ろに
回ってカンバスを覗き込んでいる人も少なくありません。
植えられている木の中で目立っている紅色系の花を
主題に描いている人がほとんどで、紅白入り混じって
満開になっている情景よりは、ポイントが絞れて、写生
するには条件が良いようです。
毎年見かけますが、在日朝鮮人のおばさんたち10余人の
グループは、今年も梅の木の間で宴を張っていました。
備えている持ち前の陽気さで、全員が手拍子で歌を歌い
2~3人が入れ替わり立ち代り立ち上がって踊っています。
見ていても楽しく、誘い込まれそうな雰囲気です。
遅咲きの梅の咲くこのシーズンは、また違った楽しみ方が
出来るときであり、家族連れでお弁当をゆっくり楽しむにも
この時期がお勧めです。
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