平山郁夫 楼蘭の月 油絵 10号
玄関脇の道沿いに置かれた鉢にアオイスミレの蕾が
膨らんできて、幾つかが濃い青紫の花びらを開きかけて
いるのに出会いました。
寒さと霜で、葉は土にへばり付くようになっていて、花の
茎が重たそうに頭を2~3cm持ち上げていて、冬日の
暖かさに応えようと一生懸命に首を伸ばしている様子が
見て取れます。
スミレには多くの種類がりますが、春に先駆けて最も
早く咲き始めるのが、このアオイスミレです。
濃い緑の葉の形がアオイの葉の形に似ているから
この名前が付けられました。
3月になれば、田の畦や草むらでも、スミレの可愛らしい
花に出会えるのが、散歩の楽しみの一つです。
スミレの花と言えば、「スミレの花咲く頃」のお馴染みの
歌になりますが、戦前から歌い継がれてきた宝塚歌劇の
代表歌です。
スミレは宝塚とは切っても切れない関係になっていて
今では、宝塚市の市花もスミレです。
ファンにとっては5月最初の日曜日は、宝塚音楽学校の
生徒が着物に袴姿でスミレの造花を募金のために売る
のが恒例行事になっています。
多くのヅカフアンが押しかけるこの場は、彼女達の
お披露目の場でもあるようです。
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