
スギ花粉がまだ猛威を振るっている中、加えて黄砂が
連日日本列島に飛来しています。
年々、黄砂の濃度もひどくなり、日数も多くなってきて
今では立派な公害です。
年間に1~2度であった頃には、季節の自然現象ぐらいに
軽く考えて、今年も遠い大陸から飛んできた黄砂を
珍しく思っていたものです。
日本国内に届く段階でも、極度に視界を悪くし、洗濯物を
汚し、布団を干すことも出来なるほどに悪化すれば
当然、飛来に備えて予報も対策も必要になってきます。
発生地の中国とモンゴルを加えて、韓国、日本の四カ国で
定点観測をして情報を交換しようとする計画があったそう
ですが、情報発信の中心となるべき中国が、気象は
国の重要機密に関連するからと情報提供を拒否しています。
年を追うごとに悪化している黄砂飛来にたいして、過半の
発生源を持つ国が協力を拒否する態度には腹立たしい
限りですが、遠くはカザフスタン辺りからも発生している
ようですから、新疆省の発生分なども、大半は中国内に
降下しているようです。
北京の黄砂現象のひどさは、並みのレベルでは在りません。
車は昼間からライトを点け、家々の窓は締め切り、路行く
人はマスクなどの備えがかかせません。
これに煤塵や排ガスが加わっているのですから、呼吸を
するのも躊躇するほどの悪環境になります。
日に3回洗車しなければならないと困っている運転手さん
の様子がテレビに出ていましたが、水不足の中国では
黄砂に埋もれての生活になっています。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
安全と安心の非常持出袋の準備は?
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