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2009年4月7日火曜日

森は花粉で一杯

一條の滝  油絵  10号


雨上がりの休日、朝から晴れ間ものぞき穏やかな空模様

でしたので、久々に森へ散歩に出ました。

丁度、スギ花粉のピークが過ぎて、ヒノキの花粉のシーズン

になる時期ですが、比較的、森にはヒノキはスギほども

生えていないのも安心でした。

兎も角、花粉に備えてマスクと帽子だけは必需品として

準備しての出発です。

スギの大木が並んでいる辺りまで来ると路上の片隅には

長さが4~5mmほどのスギの花粉が詰まっていた鞘が

至る所に落ちていて、雨水に流されて溜まっている所には

摘みあがるように固まっています。

この鞘の中に、60万個以上もの花粉が詰まっていたのです。

平均的にみれば、杉の木が1本辺り放散する花粉の量は

1Kgだと言われますから、杉林と呼ばれるような場所では

花粉のシャワーを浴びることになります。。

杉の木の枝先に、花粉鞘をいっぱい付けた部分を、叩いた

ことがありますが、その時に飛び散る花粉の量は力士が

撒く塩の量の比ではありません。

おびただしい量が、下に散るだけでなく、微かな空気の

流れに乗って舞い上がります。

乾燥した晴れた日に、風に乗って谷から舞い上がる花粉は

沸き立つ雲のようです。

ヒノキの枝先にも花粉鞘が付いていましたが、幸に未だ

飛散が始まっていないようでした。

予報ではヒノキ花粉の飛散が盛んになっていると赤マーク

でしたが、ヒノキの植林地近辺では、非常に危険です。

この時期は、アレルギーのある者にとっては、恐怖の森です。




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