一條の滝 油絵 10号
雨上がりの休日、朝から晴れ間ものぞき穏やかな空模様
でしたので、久々に森へ散歩に出ました。
丁度、スギ花粉のピークが過ぎて、ヒノキの花粉のシーズン
になる時期ですが、比較的、森にはヒノキはスギほども
生えていないのも安心でした。
兎も角、花粉に備えてマスクと帽子だけは必需品として
準備しての出発です。
スギの大木が並んでいる辺りまで来ると路上の片隅には
長さが4~5mmほどのスギの花粉が詰まっていた鞘が
至る所に落ちていて、雨水に流されて溜まっている所には
摘みあがるように固まっています。
この鞘の中に、60万個以上もの花粉が詰まっていたのです。
平均的にみれば、杉の木が1本辺り放散する花粉の量は
1Kgだと言われますから、杉林と呼ばれるような場所では
花粉のシャワーを浴びることになります。。
杉の木の枝先に、花粉鞘をいっぱい付けた部分を、叩いた
ことがありますが、その時に飛び散る花粉の量は力士が
撒く塩の量の比ではありません。
おびただしい量が、下に散るだけでなく、微かな空気の
流れに乗って舞い上がります。
乾燥した晴れた日に、風に乗って谷から舞い上がる花粉は
沸き立つ雲のようです。
ヒノキの枝先にも花粉鞘が付いていましたが、幸に未だ
飛散が始まっていないようでした。
予報ではヒノキ花粉の飛散が盛んになっていると赤マーク
でしたが、ヒノキの植林地近辺では、非常に危険です。
この時期は、アレルギーのある者にとっては、恐怖の森です。
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