水牛の音楽隊 油絵 10号
テレビの番組で、日本国内のハウス栽培のイチゴ農家で
ミツバチが少なくなって、受粉が出来ず困っている状況を
報じていました。
ハウス栽培では、人手ではできない受粉をハウス内に
飼っているミツバチの力を借りて行っているのですが
働き手のミツバチを供給する業者の手元のミツバチの
絶対数が不足しているのが原因です。
業者が備えている巣箱から出たミツバチが失踪してしまい
帰ってこないという原因不明の現象が多発しています。
業者が飼育して、農家などに販売したり、貸し出している
ミツバチは、日本国内に生息する在来のミツバチとは
種類の異なるセイヨウミツバチです。
2年ほど前に、アメリカのカリフォルニア州の広大な果樹
農園で放されていたミツバチが、ある日に、突然居なく
なる現象が、大きな関心を呼びました。
アメリカでは、ミツバチが必要不可欠で、ミツバチなしでは、
果樹や野菜などの栽培が成り立たない農業経営のため、
非常に深刻な問題として取り上げられていました。
こうした現象は、ヨーロッパでも発生しており、山岳国
スイスでも同じ状況が発生していますから、今や世界的な
広がりを持つミステリーになっています。
しかし、蜂群崩壊症候群と呼ばれるこの現象は、人が
ミツバチを飼育し利用し始めて以来、同様な減少が何度か
発生した記録があるといいます。
考えられる原因は、ある種の農薬説、ウイルス説、果ては
昆虫のエイズ説やストレス説などが出されていますが
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