赤い欄干と紅葉 油絵 10号
ソメイヨシノが満開の頃は、非常に多くの人たちが花見を
楽しんだ一週間が過ぎ、追っかけるように満開になっていた
九重サクラも散った後、主役はボリュームがたっぷりの
華やかさを備えた八重サクラの世界になっています。
車窓からソメイヨシノが咲いていた並木や住宅地、学校の
木々はすっかり葉桜になって、淡い緑の葉に変わっています。
街の中から住宅地に差し掛かると所々に華やかな濃い
紅色やピンクのサクラが咲いているのが目に留まります。
ヤエザクラの関山や普賢象などが多いのだろうと思いながら
眺めています。
住宅地を離れて山手にかかり、里山がある地域になって
くると華やかなサクラとはお別れです。
竹やぶの中や山間の茂みから顔を出している白い色の
サクラが目に入ります。
遅咲きのヤマザクラの仲間もあるのでしょうが、多いのは
カスミザクラの仲間だそうです。
早咲きのヤマザクラから始まって、待ちかねたソメイヨシノ
が終わってしまった後、特に足を伸ばすこともしなかった
お堂に先日入ってみました。
今まで気がつかなかったのですが、1本の真っ白な花を
つけたサクラ、カスミザクラが咲いていました。
赤紫の葉も少し付いていて、それが思いの外、花の白さを
引き立てているようでした。
ソメイヨシノばかりに心を奪われていましたが、カスミザクラの
備えている純粋さに惹かれて、気をつけてみると思いの外、
あちこちでそっと咲いているのが目に付くようになり、探す
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