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2009年4月10日金曜日

オガタマの花

雲海  油絵  10号



早咲きの桜、ヤマザクラや陽光桜を追っかけるように

枝垂桜も満開を迎えるようになり、人々の足は自然と

サクラの方に向いています。

花開いた枝垂桜の花を眺めてから神社の境内を横切ると

足元一面に白い花びらが散っています。

乳白色の細長い花弁で付け根が赤紫になっている、やや

大振りの花びらです。

境内の一角にあるオガタマノキに花が咲いているのです。

花は枝葉の間で上向きの咲くので、残念ながら高い木の

ため、咲いている花を見ることはできません。

昨年の秋、ここを通りがかった時に、根元に実がパラパラと

3個ほど落ちていたことを思い出しました。

丁度カラスが樹上で実を啄ばんでいて落としたのでしたが

見上げていると、気を利かせたのか、実が4個ばかり

付いている房を落としくれたのでした。

多くの花びらが落ちているので、今年はたくさんの実が

生ることでしょう。

境内を抜けてから、陽射しに暖かが残っている間にと

更に先へとぶらつくことにしました。

行く先にある神社には、枝が下がっているオガタマノキが

あったのを思い出し、足を伸ばすことにしました。

行ってみると予想通りに花が咲いていて、一番下に咲いて

いる花を1mほどの距離で見ることが出来て幸いでした。

オガタマの花は良い香りを備えているのですが距離が

ありすぎて、香りを楽しめなかったのが残念です。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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