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2009年4月8日水曜日

自動車が多すぎる社会

初夏の渓流  油絵  10号



3月に入り行楽のシーズンを迎えて、車による移動も

多くなる季節になりました。

28日からは休日の高速道路利用料金の特別割引制度も

始まり、マイカー族にとってはありがたい制度であるために

長距離の利用者が増えることは間違いないでしょう。

利用者が3倍、5倍となり地方の観光地などにとって

活性化の起爆剤になれば大成功。

金融危機が一般庶民の生活にも不安や将来に備え

ための倹約の動きが出てくるに従って、片方では、車を

買うことや所有することへの見直しが顕著になっています。

日本国内の新車の販売台数も、2月まで7ヶ月連続して

前年度の同月比で減少が続いています。

特に、昨年の11月以降は20%を超える落ち込みが

続き、今年の2月にはオイルショック以来の低水準となる

非常に大幅な落ち込みとなり、32.4%減となりました。

アメリカ国内では、日本以上に深刻でビッグスリーでは

2月度の販売台数は半減しています。

今、問われているのは我々の住む成熟期を迎えている

社会で乗用車が必要なのかということです。

自動車の利便性に比べて、使用されている社会的資本が

使われすぎだとする意見が力を得ています。

高速道路建設費用や道路の維持管理に必要な費用などの

総額と、それらが社会にもたらしてくれる利便性や経済的な

価値とのバランスを見直すべきだという意見です。

更に、車の生産台数や過剰装備などについても、見直せは

車を生産する費用総額は30~40%は無駄だとなります。

日本では、乗用車の販売台数は、前年度比で30%減が、

バランスが取れたところのようです。




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