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2009年4月20日月曜日

クマバチ

山の黄葉  油絵  10号



公園の中を桜を眺めながら歩いていると、頭上近くで

ブーンという音がするのに気付いて見上げるとクマバチが

ホバリングをしていました。

何時もながら、ズングリムックリの体形で、短い羽根を

上下に震わしながら、長時間の静止飛行ができるものだと

感心します。

他の鳥や昆虫には見られない飛行能力を備えていることで

注目されている昆虫だといいます。

体長が2cmほどとすれば、羽根の長さは体長よりも

可なり短い長さで、正面から見ると真ん丸の胴体に左右の

短い羽根が突き出ていて、非常な高速で羽根を上下に

振りながらホバリングをしています。

ホバリングをしている時には縄張りを見張っていて、そこへ

やって来るメスを待っているようですが、蝶やハチなどの

他の侵入者があれば追っかけて行って追い出しています。

ミツバチの仲間でありながら、袋状になった花の中には

入らずに、花の根元をに穴を開けて密を吸います。

これからの藤の花の季節になれば、藤棚の周辺に多くの

クマバチがやって来て、お互いに縄張りの取り合いで

追っかけ合いをする姿が見られて、見ていても面白い

ものです。

よほどの事が無い限りは、人を襲ったり刺したりはしない

見かけによらず、おとなしいハチです。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
 安全と安心の非常持出袋の準備は?





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