山の黄葉 油絵 10号
公園の中を桜を眺めながら歩いていると、頭上近くで
ブーンという音がするのに気付いて見上げるとクマバチが
ホバリングをしていました。
何時もながら、ズングリムックリの体形で、短い羽根を
上下に震わしながら、長時間の静止飛行ができるものだと
感心します。
他の鳥や昆虫には見られない飛行能力を備えていることで
注目されている昆虫だといいます。
体長が2cmほどとすれば、羽根の長さは体長よりも
可なり短い長さで、正面から見ると真ん丸の胴体に左右の
短い羽根が突き出ていて、非常な高速で羽根を上下に
振りながらホバリングをしています。
ホバリングをしている時には縄張りを見張っていて、そこへ
やって来るメスを待っているようですが、蝶やハチなどの
他の侵入者があれば追っかけて行って追い出しています。
ミツバチの仲間でありながら、袋状になった花の中には
入らずに、花の根元をに穴を開けて密を吸います。
これからの藤の花の季節になれば、藤棚の周辺に多くの
クマバチがやって来て、お互いに縄張りの取り合いで
追っかけ合いをする姿が見られて、見ていても面白い
ものです。
よほどの事が無い限りは、人を襲ったり刺したりはしない
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