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2009年4月11日土曜日

ウグイス

キスゲと青い山脈  油絵  10号



今年のウグイスの初音は忘れもしない2月28日の

街の中で土塀越しの一声でした。

ホケキョウの一声でしたが、やはり2月は例年に無く

記録的な暖かさだったことを思わせる一幕でした。

家にいて気をつけていると例年通り、近くの家の庭周辺を

縄張りにしているウグイスの既にやって来ていて、日には

朝6時すぎから啼いていることがあります。

昨年は4月にならないとまともな囀りができなかったのが

今年は3月の上旬から既に、様になった囀りをしています。

花の開花と同じように、鳥にも季節の早まりに合わせる

機能を備えているのだなと話題になりました。

雪国のように梅の花が咲くと間を置かずに、桃も桜も

一気に咲くと、小鳥達は冬眠している訳はないですから

花の数に対して、小鳥や虫の数は少ないことでしょう。

初冬からサザンカが咲き始めて梅の花へと花が絶えない

地域では、山から下りてきたウグイスやメジロは不自由

なく冬を越して暖かさに合わせて生活ができます。

暖冬とはいえ、雪国では花が少ない冬を越すには、

小鳥たちにとっては大きな試練です。

今日も暖かさに誘われて、伴侶探しにウグイスは忙しく

早朝から、ほとんど淀みのない囀りで周辺を渡っています。

メジロは満開の桜に群れて、小鳥たちにも春爛漫です。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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