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2009年4月28日火曜日

長い「モノ」も

花と花瓶  油絵  10号



蕾を膨らませたソメイヨシノが開花に備え準備も整った

3月下旬から、思はぬ寒波の来襲で、休日の花壇や畑の

手入れ仕事の計画が狂った人も少なくないことでしょう。

朝の零度近い冷え込みの寒さから開放された日に、窓下の

草取りを始めました。

雑草の成長の目覚ましさには、いつものことながら驚か

されるばかりですが、抜いても抜いても次々と生えてくる

雑草の活力の元は何処にあるのかと不思議でさえあります。

コブシほどの石が重なっているのを動かした時に、10cm

ほどのトカゲがのそのそと這い出してきました。

冬眠から覚めやらぬ様子の緩慢な動きで草陰に隠れ

ましたが、勢い良く飛び出されればもっと驚かされたことでしょう。

翌日の日曜は好天気なので、久々に山へハイキングに

出かけました。

暖かい日なので、ヒノキ花粉の飛散が非常に多い予報のため

マスクの備えが欠かせないのが面倒なことです。

森へ入ってからは頭上に咲く山桜を探しながら上を見て

また、谷川の流れを見ながら先へ進みました。

陽射しが差し込んでいる明るい場所に差し掛かったとき

日当たりのよい道端にシマヘビが長々と横たわっている

のに出くわし、ギョッとして思わず飛び退きました。

普通、蛇は人の足音を感知した時には逃げるものですが

足で路上の土を蹴って当てても動こうとはしません。

トカゲと同様に、冬眠から覚めて出てきたばかりなのでしょうが

この後、落ちている木の枝、曲がった木の根や藤づるなど

何を見ても蛇に見える恐る恐るの道行になり、のんびりと

頭上のヤマザクラを探して歩くことが出来なくなりました。





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