フェンカの港 油絵 10号
フジの花が咲く季節となり、公園などにある藤棚には
紫色や白色の花の房が垂れ下がっています。
花房の長いものでは1mを優に超える花も珍しくありません。
長い方で名前が通っている藤に、春日大社の「砂ずりの藤」
がありますが、満開の頃は写真愛好家で賑わいます。
境内にある古木が付ける花房が長く、藤棚から下の地表の
砂にまで届くほど垂れ下がるのですが、最近は1m20~
30cm程度のようで、以前には名前どおりに1m70cmにも
なる非常に長い 花房が見られたそうです。
先日訪れたお寺の藤棚にも長く垂れ下がる花房が多く
目に付いたので、長そうなのを、丁度持っていたメジャーで
計ってみました。
1mしか計れない携帯用なので、正確には測れませんが
1m10数センチはあり、他にも幾つもの長そうなのがあり
この木にも「砂ずり」とまでは行かぬまでも、長い花房を
付ける性質を備えているようでした。
林や森を歩いていて、足元に藤の花びらが落ちていると
習慣的に足を止めて上を見上げるのですが、めったに
花にお目にかかれず、頭上高くに咲く花を想像するのみです。
最近は、無理に首を曲げて見上げていると後で、目まいが
起こって貧血状態のなるために、少し行過ぎてから見返す
ようにしています。
この季節になると春日大社は藤原氏の氏神を祭る神社で
あり、フジの花が紋になっており、巫女さんたちは、藤の花の
簪を挿しています。
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