ジヴェルニーの睡蓮 油絵 10号
最近は加工食品やおコメだけでなく、野菜類にも産地が
判るように表示されていて、時には、出荷しているJA名や
生産者の名前までもが表示されているものがあります。
産地表示で特産品や手作りであることを消費者に訴えて
愛着を持ってもらい、安定したお客さんになってもらおうとする
努力が気持ちとして伝わってきます。
そうした中に、昔は地域で栽培され、消費されていた伝統
野菜に一寸したブームが起こっているようです。
以前から京野菜は伝統野菜として良く知れ渡っていますが
それ以外にも、地方の古い城下町などの周辺では、地域
特産の伝統野菜が栽培されてきました。
その多くは市場の流通の流れに圧されて、消えてしまいました。
そのような中で、種子を保存していた農家や自家用に栽培を
続けてきた農家の各地域の伝統野菜が復活しています。
地域の生鮮食品スーパーや露天などで売られているのを
目にする機会も増えましたが、中には料理法や保存法など
写真入のものまであり親近感を覚えます。
特に、江戸時代になって、江戸詰めになった各大名が
地元の野菜や果物を江戸に持ち込み、非常に多くの種類の
野菜類や花卉類がそれぞれに名前を付けられて栽培されました。
今それが復活ブームになって、栽培している農家やグループと
一般消費者や料理屋との直契約で供給されています。
中には、特産の野菜名を前面に出してお客の人気を得ている
料理屋さんも幾つかあるようです。
おなじみの練馬ダイコンや千住ネギなどがあります。
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