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2009年12月2日水曜日

今年は暖冬の予報

山水蓬莱図  油絵  10号



この冬の期間、12月から来年2月までの気温は、例年に

比べて平均気温が高い暖冬の傾向になるとの予報が

気象庁から出ています。

冬物の衣料など防寒に備えた商品関連の仕事に携わって

いる人にとってはうれしくない予報ですが、日々厳しい

やりくりに追われている庶民にとってはありがたい話です。

先進国の中で、貧困率では下位にランクされている日本

国民にとっては、消費が伸びない経済的なマイナスは

あっても、少しでもイザという時の備えにお金がセーブ

できることを喜ぶ人の方が多数を占めていることでしょう。

しかし、単に季節変動での暖冬であれば良いのですが、

08年には地球温暖化が更に進んでいるデーターも

公表されていて、温室効果ガスの増加による暖冬となれば

話は、また別になり、貧富を問わず喜んでは居れません。

国連の世界気象機関(WMO)の発表では、世界各国の

大気中の二酸化炭素(CO)の濃度が、3852ppmと

過去最高になっていることだけでなく、メタンや一酸化

窒素などの地球温暖化に働くガス類の濃度も、過去

最高の値を示していることがわかりました。

このまま温暖化が進めば、遠くない将来に海水の水位が

2m上昇するという研究報告があったばかりです。

デンマークで開かれるCOP15では、各国の迫り来る

危機に備えた前向きな取組を願わざるを得ません。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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