山中の滝 油絵 10号
今年の夏に丹波市で、今から1億4000万年ほど前の
丹波層と呼ばれている地層から恐竜の歯が出土して
大きな話題になりました。
見つかった歯は、ティラノサウルス類の仲間の恐竜の
もので、歯の長さが1.8cmあり、このような大きな歯を
備えていた恐竜の体長は5メートルほどあったと推定され
過去に推定されていた仲間の大きさに比べて、既に
凶暴な肉食恐竜のティラノサウルス類の大型化が
始まっていたのではないかと想定されることになりました。
大型の丹波竜と呼ばれる大型の草食恐竜が同じ時代に
生息していたことが判り、中国では暴竜と名付けられて
いるほど獰猛性を備えたティラノサウルス類が、丹波竜を
襲う場面が恐竜フアンの心を躍らせました。
一方、今は水の世界との関連性が結びつかないサハラ
砂漠で、同じ白亜紀に生息していた巨大ワニの化石が
発見されて話題になっています。
サハラ砂漠が湖であった時代に3種類のワニがおり、
最大の「ボアワニ」は、体長が6mもあり、湖に水を飲みに
やって来る恐竜を襲っていたようです。
現在のワニが備えている獰猛さは、この時代の祖先に
あたるワニから、変わらずに受け継がれているようです。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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