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2009年12月12日土曜日

新型インフル感染者減少

桜並木  油絵  10号



12月6日までの1週間に、全国の指定医療機関を

訪れた新型インフルエンザの患者数が、平均31人と

前の週の39.63人から大幅に減りました。

若年層を中心とした流行のピークを越えたようです。

しかし、これから寒さが厳しくなる時期であるだけに

持病のある人や体力のない老齢者は、早くワクチンの

接種を受け、感染防止に備えるように訴えています。

死者数も12月の第2週に入って100人を超えており、

感染者増加に備えたワクチンの接種対策が急がれます。

一方、アメリカでは11月中旬までの一ヶ月間に死者数が

一気に6000人も増加し、9820人になったと、米国

疾病センター(ODC)が発表しています。

驚くような多くの人が亡くなっていますが、内訳では

17歳以下と64歳以上の死者数を比べると、他の国の

例とは異なって、老齢者の方が多くなっています。

例年、季節性インフルエンザで3万6000人ほどの人が

亡くなっているそうですから、季節性インフルと同じような

傾向をたどっているとも言えそうです。

ワクチンや抗ウィルス薬の接種で、若年層の感染者

増加に備えた対応が効果を挙げているようです。

日本の死者数100人に対して100倍近い死者数の差は

人口比を遙かに超えた倍率であり理解できない数字です。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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