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2009年12月18日金曜日

川の鳥たち

東尋坊  油絵  10号



街の中を流れる桜並木の堤は、すっかり葉を落として

しまった木ばかりで、寒々しさを感じさせますが、この時期に

集まってくるカモなどの水鳥を観察するには格好の場所です。

昼日中でも、鳥を眺めながら散歩を楽しんでいる人たちが

少なくなく、天気のよい日には近くから車椅子でやって来て

のんびりと時間を楽しんでいる老人も見かけます。

所々に川辺に降りて、水遊びが出来る場所も備えられて

いて子供達にも人気の高い川です。

先日、デジカメを手に自転車で堤の上を珍しいカモにでも

出会えればよいなと、期待して出かけました。

居ついているカルガモに加えて、今年はコガモが圧倒的に

多いようでマガモがあちこちで少しづつ見られる程度です。

流れの中に横たわる1m余りの木らしきものの上に、

カメが数匹、同じ方向をむいて並んで甲羅干しをしている

姿に出会いました。

小春日和の温かさに誘われて、一族が揃って陽だまりを

楽しんでいる様子です。

そこから少し下った時に、流れの中で出ている岩に、綺麗な

青色やオレンジ色を備えたカワセミがやって来て止まりました。

急いでデジカメを構える間もなく、気配を察知したのか

飛立って数十メートル上流の岩に。

急いで後を追って、そっと近づくと再び、元の岩へ。

結局、2度往復して、結果は写真が取れず仕舞いに。

やはり、想像以上の用心深さを備えているようで、カメの

ようには行きませんでした。

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