
街の中を流れる桜並木の堤は、すっかり葉を落として
しまった木ばかりで、寒々しさを感じさせますが、この時期に
集まってくるカモなどの水鳥を観察するには格好の場所です。
昼日中でも、鳥を眺めながら散歩を楽しんでいる人たちが
少なくなく、天気のよい日には近くから車椅子でやって来て
のんびりと時間を楽しんでいる老人も見かけます。
所々に川辺に降りて、水遊びが出来る場所も備えられて
いて子供達にも人気の高い川です。
先日、デジカメを手に自転車で堤の上を珍しいカモにでも
出会えればよいなと、期待して出かけました。
居ついているカルガモに加えて、今年はコガモが圧倒的に
多いようでマガモがあちこちで少しづつ見られる程度です。
流れの中に横たわる1m余りの木らしきものの上に、
カメが数匹、同じ方向をむいて並んで甲羅干しをしている
姿に出会いました。
小春日和の温かさに誘われて、一族が揃って陽だまりを
楽しんでいる様子です。
そこから少し下った時に、流れの中で出ている岩に、綺麗な
青色やオレンジ色を備えたカワセミがやって来て止まりました。
急いでデジカメを構える間もなく、気配を察知したのか
飛立って数十メートル上流の岩に。
急いで後を追って、そっと近づくと再び、元の岩へ。
結局、2度往復して、結果は写真が取れず仕舞いに。
やはり、想像以上の用心深さを備えているようで、カメの
ようには行きませんでした。
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