山の黄葉 油絵
何でもありの中国で、農薬やホルモン剤などの
過剰投与がしばしば、問題にされている。
最近では、カドミウムを含んだ落花生や農薬
漬けのニラなどが報じられている。
近年、特に問題とされていたのが豚の飼料に
添加すると赤身部分が多くなる働きを備えている
薬剤のクレンブテロール。
「痩肉精」と呼ばれ、組織的に製造、密売され
養豚家は飼料に混入使用するため、消費者に
クレンブテロール中毒患者が多発して問題に。
生産者と出荷検査をする地方の役所、輸送業者、
受入れ側の役所の食肉検査機関などで必要な
書類は、組織性を備えた賄賂網で潜り抜けて、
危険な肉は堂々と有料肉として市場に出る。
中国人の食卓では欠かすことのできない豚肉は
昨年度比で6割も値上がりをし、食料品値上りの
最大要因となり、大きな不満が高まっている。
国民の不満の芽を摘むために放置できなくなり
大々的な組織の摘発を行って、1000人近くを
逮捕したが、メラミン入り牛乳が未だに出回って
いる国だけに、根絶には程遠いことだろう。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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