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2011年10月31日月曜日

鳥インフルエンザ ウイルスは3つのタイプ

パリの街角  油絵






冬の渡り鳥がやって来る季節になった。

昨年11月には、島根県の養鶏場で高病原性

鳥インフルエンザ(H5N1亜型のA型インフル

エンザウイルス)が確認されて全数殺処分と

なった後、各地でもゲリラ的に感染が確認され

養鶏農家は見えぬ敵に備えて戦々恐々だった。

出水市では天然記念物の絶滅危惧種に指定

されているナベヅルにもH5N1亜型・強毒タイプに

感染が確認された。

結局、2010年度は16道府県で確認された。

北海道から九州まで広範囲に感染が拡散した

のは、採集された30余りのウィルスの分析分析

結果から、日本列島へは3ルートからウィルスが

侵入したことが突き止められた。

最も広範囲なのが北海道から九州まで列島を

縦断したタイプ、北海道から東北地方へのルート、

そして西日本を東西に横断のルートの3タイプに。

ウィルスを運んでくる渡り鳥の種類やルートの

特定と共に、万全の防御の備えが必要に。

既に今年はヒトへの感染による発症者が世界で

50人となり、5割以上の26人が死亡している。

非常に死亡率が高いため、ヒトからヒトへの

感染につながらぬように祈るばかりだ。

 
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