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2011年10月7日金曜日

パンやうどんが値上りする?

ハワイの夕日  油絵







2008年には穀物が暴騰し、食料確保に備え

買占めや、売り惜しみ、輸出停止などのため

食料パニックが発生した。

食料の自給力を備えていないアフリカ諸国の

中には飢餓状態に追い込まれる国も出た。

その後、反動もあった大きく値を下げたが、石油

価格の高止まりもあって、トウモロコシや小麦を

エタノール生産に使用する動きも本格化。

更に、干ばつや洪水などの異常気象と新興国の

需要増があって、再び穀物価格が上昇している。

2010年半ばに比べ、小麦とトウモロコシ価格は

2倍を超えており、投機資金の流入の続いていて

更なる値上りの可能性を備えている。

日本では農水省が、主要食糧の需給と価格の

安定に備えた法律の下、小麦は国が輸入する。

輸入時の国際価格と在庫価格との調整によって

半年ごとに、政府が民間に売り渡す価格を4月と

10月に調整している。

10月期の売渡価格が8月に発表されたが、

4月期より小麦の各品種の平均で2%値上げに。

これを受けて、各製粉会社は現在の在庫品が

無くなれば販売価格を値上げするので、年末には

パンやうどんの小売価格の値上げになりそうだ。

 
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