ハワイの夕日 油絵
2008年には穀物が暴騰し、食料確保に備えて
買占めや、売り惜しみ、輸出停止などのため
食料パニックが発生した。
食料の自給力を備えていないアフリカ諸国の
中には飢餓状態に追い込まれる国も出た。
その後、反動もあった大きく値を下げたが、石油
価格の高止まりもあって、トウモロコシや小麦を
エタノール生産に使用する動きも本格化。
更に、干ばつや洪水などの異常気象と新興国の
需要増があって、再び穀物価格が上昇している。
2010年半ばに比べ、小麦とトウモロコシ価格は
2倍を超えており、投機資金の流入の続いていて
更なる値上りの可能性を備えている。
日本では農水省が、主要食糧の需給と価格の
安定に備えた法律の下、小麦は国が輸入する。
輸入時の国際価格と在庫価格との調整によって
半年ごとに、政府が民間に売り渡す価格を4月と
10月に調整している。
10月期の売渡価格が8月に発表されたが、
4月期より小麦の各品種の平均で2%値上げに。
これを受けて、各製粉会社は現在の在庫品が
無くなれば販売価格を値上げするので、年末には
パンやうどんの小売価格の値上げになりそうだ。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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