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2011年10月11日火曜日

強い味方 殺菌フィルム

山水蓬莱図  油絵







既に咽喉元を過ぎてしまったのか、新型インフルが

猛威を振っていた頃には、人が出入りする施設や

店舗は当然のこと、家庭でも消毒用エタノールの

瓶を備えつけて手の消毒に努めていたものだ。

今では病院の出入り時でも、使用する人は1/3

程度で、一般の店舗などでは備え付けられて

いても使用する人は非常に稀になってしまった。

だが、油断大敵、今年のインフルエンザの流行は

既に型を変えて静かに広がり始めている。

恐ろしい鳥インフルエンザに加えて、気懸りなのが

アメリカでの豚インフルエンザ患者の発生だ。

不特定多数の人へのウィルス感染に対する

頼りになる助っ人が現れたニュースがあった。

太陽だけでなく、蛍光灯やLED照明の光にも

反応して活性酸素の強い殺菌力を発揮する

光触媒の働きを備えたフィルムが開発された。

このフィルムを人が手を触れるドアノブ、手すり

或いは壁などに貼っておくと、フィルムが備え

いる光触媒の効果で、ウィルスや菌を殺すだけで

なく、組織成分を分解してしまう働きを備えている。

広範囲な感染場所となる施設や交通機関などで

一日も早く実用化されることが期待される。

 
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