マダガスカルの夕日 油絵
明治36年(1903)頃に行なわれた大仏殿修理の
時に、大仏の右ひざ近くに足場用の穴を掘った
場所から、水晶の合子や銀製の壷などが太刀と
共に出土しました。
これらは一括して、1930年に「東大寺金堂
鎮壇具」として国宝に指定されました。
このうちの太刀二振りは、2010年6月に
「国家珍宝帳」の筆頭に記載されている「陽寶劔」と
「陰寶劔」であることが判明し世間を驚かせました。
このほど、埋納されていた鎮壇具の中に含まれて
いた人の歯が聖武天皇の歯であるとされました。
長さ約2cm、幅1.2cmの大きさの歯を奈良国立
博物館がこの歯を分析したところ右下あごの
第1大臼歯(長さ約2センチ、幅1・2センチ)で、
歯の表面の摩耗具合などから、熟年男性の歯の
可能性が高まり、56歳で崩御した聖武天皇の
歯であるとの判定になった。
光明皇后が、国家の安穏と天皇の冥福を祈って
歯を鎮壇具の中に加えたものとされる。
それにしても、1250年以上も前の天皇の歯が
出てきたとは驚きだ。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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