アンスリウム 油絵
「保存料無添加」の表示がある食品は安心で
安全だと勘違いしているケースが多いと言う。
きちっとした保管体制を備えていれば、元来
保存料など不必要である冷凍食品にも、「保存料
無添加」の表示がされている食品が存在する。
「保存料無添加」の表示が錦の御旗になのだ。
保存料として一般的に使用されていたのが
ソルビン酸であったが、薬品の使用を表示すると
消費者が敬遠するので使用されなくなったという。
ソルビン酸は、人間には毒にはならない薬品だが
食品に付着する微生物の増殖を抑制する働きを
備えた優れものだとされている。
だが、消費者は薬品の表示を見ると、身体には
良くないと判断するため使用されなくなったらしい。
しかし、細菌などの繁殖を抑えるためには、何か
他の代替品が必要となる。
そこで登場したのが、ソルビン酸ほど抑制効果を
備えていないが、法律上、添加物表示が必要ない
「日持向上剤」と呼ばれる添加物。
日持向上剤として使用されるものには、調味料と
して使用されているものやph調整剤などがある。
表示する必要がないとはいえ、保存の効果を
得るため多く使用すれば、健康に良くないことは
当然のことだが、保存料でないので、「保存料
無添加」と表示して消費者を惑わしている。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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