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2015年12月16日水曜日

緊急輸送や避難を妨げる橋の落下 

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
アルストロメリア



近いうちに発生が想定されている南海トラフ

巨大地震で震度6弱以上の激しい揺れが想定

されている地域は24府県に及ぶ。

この地域には、大規模な地震の際に特に重要な

道路として、国や各自治体が指定する「緊急輸送

道路」に約5万6000の橋対象にが存在する。

国土交通省はこれら全ての橋が、震度6弱以上の

耐震強度を備えているかを調査した。

その結果、昭和55年(1980年)の改正以前の

古い耐震基準で建設され、その後所定の補強が

不十分であるため、激しい揺れで落ちたり、倒壊

したりする恐れのある橋が1356在ることが判明。

この内の732の橋は、南海トラフの巨大地震で

震度6弱以上の揺れが想定される地域に存在。

国土交通省は、補強が不十分な橋の多くは自治

体が管理しているため、緊急輸送道路の橋の

補強を優先的に進めるよう、各自治体に求めた。

この調査の過程で見つかったのが橋の落下防止

装置の溶接に係わる手抜きと検査機関との癒着。

全国的な再調査を進めた結果、現在までに556の

橋で不良個所が摘出され、12業者が摘発された。

溶接検査事務所の見逃しの癒着検査も判明。

安全性無視の在ってはならない不正が存在した。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

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