11月30日からパリで開催された国連気候変動
枠組み条約第21回締約国会議(COP21)に合せた
かのように、北京を中心に過去最大規模のPM
2.5による大気汚染が広がった。
中国メディアによれば、11月下旬にスモッグが
発生し始め、北京市や天津市、河北省、山東省、
河南省や山西省など広範囲に拡大し、30日午後
には状況が最悪の状態になった。
スモッグ汚染の拡散地域は53万Km2と日本の
国土の1.5倍にも達した。
国内70都市中、国が定める大気質指数(AQI)が
201~300の「重度汚染」(紫)は31都市に上り、
北京や河北省の石家荘などはAQI301以上の
「厳重汚染」となり、健康への悪影響に備えて、
市民に外出しないように警報を出し、建設作業は
全面禁止とされ、一部工場の操業も停止された。
だが、現実の汚染度はこの程度ではなかった。
メディアがハンディー型測定器で測定したところ、
1立方メートル当たり2000マイクログラムを超えた
との投稿が相次いでいると報じたのに対し、北京
市環境保護観測センターは、PM2.5の値は11月
30日に1000㎍近くまで上昇し、1日夜の時点でも
多くの地域で500㎍を超えているが、1000㎍を
超えてはいないと反論。
更に、ハンディー型測定器は光散乱法による
測定のため正確性に問題があり、中国国内で
認証された測定方式を備えていないと一蹴。
市民は「そういう問題じゃないだろ」と炎上。
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