2008年5月12日に四川省汶川付近を震源として
発生したM8.0の巨大地震では、8万7000人の
死者・行方不明者を出す大被害が出た。
中国国内の人々からは、多くのボランテイアが
駆け付け、巨額の見舞金・支援金が被災地に
届けられた。
だが、後日問題になったのが、窓口になった多くの
地方政府で善意の支援金の相当額が消えて、
被災者の手に渡らなかったことだった。
更に驚いたのが、受付窓口の赤十字社では
巨額資金が運営者一族により横領されていて、
家族の贅沢三昧の様子をブログで誇らしげに
公表したことで横領がバレて大騒動になった。
今年には、同様のことが公営宝くじでも明らかに。
国が公認した社会福祉やスポーツ振興を目的と
した公営宝くじは日本同様に国民には人気だ。
2012~14年の宝くじの収益額の4分の1に相当
する169億元(約3400億円)が官僚の海外旅行
費や私用車購入などへの不正流用が明らかに。
公人が堂々と庶民からお金を巻き上げれば
私人は更に輪を掛けた悪事を働くのは世の常。
中国の庶民、特に農民層は将来に備えて唯一
農民が融資を受けられる金融機関である農村
信用社を頼り、貯金するのが一般的だと言う。
10年時点で、全国の農村信用社の預金残高は
4214億元(約8兆4000億円)に上っている。
山東省の農村信用で22人分の預金計1.5億元
(約30億円)が消えていることが判明して騒動に。
偽造された定期預金証明などで横領されていた。
中国全土の農村信用社で、既に数兆円規模の
預金が消えているとの報道もあり、農民層の反乱、
共産党崩壊にも繋がり兼ねない地雷だとされる。
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