地球温暖化の原因となるメタンガスは、アジアが
全体の3割を占めている。
メタンガスは水田や湿地帯、家畜、森林火災や
化石燃料消費で主に放出される。
排出量が多いアジアは、コメを栽培する水田が
広がり、加えて家畜、中でも牛の飼育数が多い。
水田からは多くのメタンガスが発生しているが
それ以上に無視出来ないのが、反芻動物の
ウシに加え、ヤギ、ヒツジの存在。
彼らが備えている4つの胃で反芻を繰返す際の
ゲップにより吐き出されるメタンガスは、大気中の
それの20~30%を占めるとされる。
気象庁は、地球温暖化ガスのなかで最も多いのは
二酸化炭素(CO2)で、化石燃料由来や森林減少が
原因によるものを合わせて70%以上を占める。
メタンガスは14.3%ではあるが、問題は温室効果に
ついては二酸化炭素の20倍以上とされる。
凍土融解が進むシベリアのツンドラ地帯からは
想像を超えるメタンガスの発生が続いており、
温暖化により融解が加速することにより、想像を
超える多量のガス発生の可能性を備えている。
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