2015年12月9日、食品安全委員会のワーキング
グループは「健康食品」に関する情報を発表した。
4月1日にサプリメントなどの一般食品の「機能性
表示」が解禁されて以降、ともすれば野放しに
なったサプリメントの摂取面での安全性の認識を
深める目的を込めたメッセージを19箇条に整理し
一般公開した。
1:「食品」でも安全とは限らない。
2:「食品」だから沢山摂っても大丈夫だと考えるな。
3:同じ食品や食品成分を長く続けて摂った場合の
安全性は正確には判らない。
「健康食品」としての安全性についてのメッセージ
4:「健康食品」として販売されているからといって
安全と言うことはない。
5:「天然」「自然」「ナチュラル」などのうたい文句は、
「安全」を連想させるが、科学的には「安全」を
意味するものではない。
6:「健康食品」として販売されている「無承認
無許可医薬品」に注意。
7:通常の食品と異なる形態の「健康食品」に注意。
8:ビタミンやミネラルのサプリメントによる過剰
摂取のリスクに注意。
9:「健康食品」は医薬品並みの品質管理が
行われているものではない。
「健康食品」を摂る人と目的についてメッセージ
10:「健康食品」は多くの場合が健康な成人を
対象にしており、高齢者、子供、妊婦、病気の人が
「健康食品」を摂ることには注意が必要。
11:病気の人が摂ると反って病状を悪化させる
「健康食品」がある。
12:治療のため医薬品を使用している場合には
「健康食品」を合わせて摂ることには、医師・薬剤
師のアドバイスを受けること。
13:「健康食品」は薬の代わりにはならないので、
医薬品の服用を止めないこと。
14:ダイエットや筋力増強強化を期待させる
食品には、特に注意すること。
15:「健康寿命の延伸(元気で長生き)」の効果を
実証されている食品はない。
「健康食品」の情報についてのメッセージ
16:知っていると思っている健康情報は、本当に
(科学的に)正しいものか、情報が確かなもので
あるかを見極めて、摂るかどうかを判断する。
「健康食品」の摂取についてのメッセージ
17:「健康食品」を摂るかどうかの選択は、
「判らない中での選択」です。
18:摂る際には、何を、何時どのくらい摂ったかと、
効果と体調の変化を記録する。
19:「健康食品」を摂っていて体調が悪くなった
時には、先ず摂るのを中止し因果関係を考える。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿