今年初めに太陽に接近した彗星をスペインにある
大型望遠鏡で観測した結果、彗星が噴き出す
ガスには21種類の有機分子が含まれていたと
米航空宇宙局(NASA)が研究結果を発表した。
有機物はこれまでも別の彗星で見つかっていたが、
今回の有機物の中に酒の成分であるアルコール
(エチルアルコール)が初めて確認された。
太陽に接近しているときには毎秒、ワインボトル
500本分にもなる量を噴出していたので、NASAは
「(愛と喜びの言葉をつなげた)ラブジョイ」と命名。
欧州宇宙機関(ESA)の無人探査機「ロゼッタ」を伴い
8月に太陽に接近通過した彗星に、予想外の大量の
酸素が存在することが分かったと発表された。
この67P/チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を取巻く
ガス中の酸素分子(O2)が、彗星が形成される
「以前か、その最中」に存在していた可能性を
備えているとし、この酸素は始原的、つまり太陽
系誕生の46億年前より古いと考えられるとした。
通説では、生まれたての太陽系は混沌とした
状態で、天体同士の衝突が繰り返されていた。
このような荒らしさを備えた宇宙環境では、酸素を
含む原始の氷粒は耐えられなかった考えられる。
このため、太陽系形成の過程はこれまで考えら
れていたよりも「穏やか」だったと推測している。
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