インドネシアのカリマンタン島やスマトラ島で
発生した森林や原野などでの野焼きによる煙は
4月頃の乾期と共に発生が激しさを増した。
両島では、パーム油原料のアブラヤシ栽培や
紙パルプ用材の植林が盛んに行われており、
開墾や植林に備えて野焼きが行われている。
経営管理の記述を備えた外資による大規模な
プランテーションだけでなく、小規模な違法な
野焼きによる開墾や整地が後を絶たず、森林
火災や泥炭層に引火して煙が発生し拡大する。
煙は風下のマレー半島のシンガポールやマレー
シアやタイ、ベトナム更にフィリピンに広がり、
今年は煙による呼吸器疾患などで19人以上が
死者と55万人以上の患者を出した。
衛星データによる解析では、10月20日までの
5ヶ月間に焼失した森林面積は、日本の四国を
上回る2万900Km2にも及ぶ。
11月30日に開幕したCOP21で、インドネシアの
ジョコ大統領は、世界有数の熱帯雨林で違法な
野焼きによる森林火災や泥炭火災が頻発し、
温室効果ガスが大量に放出されている実態を
報告するとともに、国際社会に支援を訴えた。
10月の効果ガス排出量は米国を抜き世界最高に。
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